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ポイントキーワード
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覚えましょう!!(^-^)b
植物プランクトン
オゾン層
食物連鎖
共存共栄
ミイラ
乳香(フランキンセンス)
没薬(ミルラ)
アーユルベーダ医学
『リグ・ベーダ』
『神農本草経』
陶弘景
『神農本草経集注』(注釈を集めた本)
アレキサンダー大王
東方遠征
ヘレニズム文化
キリスト誕生
東方三賢人(けんじん)
ネロ皇帝
公衆浴場
香油
ヒポクラテス
『ヒポクラテス全集』
テオフラストス
『植物誌』
ディオスコリデス
『マテリ・メディカ』
プリニウス
『博物誌』
ガレノス
コールドクリーム
イブンシーナ(アビセンナ)
精油蒸留法
『医学典範(カノン)』
僧院医学
『サレルノ養生訓』
医師国家免許制度
十字軍遠征
ハンガリー王妃の水
≪『キーワード連想ゲーム感覚学習』のススメ!≫
ひとつのキーワードに対して関連しているキーワードをあと2つ言えますか?
例えば・・・(^-^)b
□ 「芳香性」 ⇒
「揮発性」 「親油性」
□ 「香り」 ⇒
「イメージ」 「効用」
覚えたい事柄の中から自分でキーワードをどんどんつくって、連想ゲーム感覚でたくさんの言葉を暗記しましょう。たくさんの言葉を覚えていくうちに、学習の内容も覚えていくことができます。
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アロマセラピーの歴史
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学習のポイント
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アロマセラピーの歴史
古代文化とアロマセラピー
聖書や古代ローマ、オーストラリアのアボリジニーの間でも、植物の力を使っていたことが明らかになっています。
新約聖書のイエス・キリストの誕生のくだりでは、東方の三賢人(博士)が黄金、没薬、乳香を捧げたと書かれています。黄金は鉱物のゴールドですが、没薬はミルラ、乳香はフランキンセンスのことで、今でもアロマセラピーでよく使われる精油です。
ローズマリーの薬効があるハンガリアンウオーターは中世の時代、ハムレットにもローズマリーは出てきます。
オーストラリアの先住民アボリジニーは、オーストラリア近辺にしか育たない常緑樹ティートリーの恩恵を授かって生活に役立ててきました。
植物療法の歴史
植物の研究は紀元前4世紀ごろの古代ギリシャ時代でも行われていて、もっと古い紀元前の古代ローマ帝国では、紀元50?70年ごろに活躍した医師ディオスコリデスの「マテリア・メディカ(薬物誌)」には600種にも及ぶ植物の作用が収録され、ヨーロッパやアラビアでは1000年以上に渡って利用されていました。植物・動物・鉱物などのもつ薬理効果を研究し、まとめたものです。
11世紀に活躍したイスラムの医師で哲学者のイブン・シーナが、精油の蒸留法を発明、確立しました。イブン・シーナは精油を、治療に応用して使っていてその成果を「カノン(医学典範)」をまとめました。
この頃、中世のヨーロッパでは、教会や修道院で薬草を使った治療が行われていています。
これらの文化が結びついた要因として、中世のヨーロッパとイスラムで繰り広げられた十字軍の遠征が挙げられ交じり合った文化は、機に発展していくことになります。
アラビアとヨーロッパで発展してきた植物療法は、インドの伝承医学アーユルベーダにも影響を与え、様々な文化を汲みながら進化をしていきます。
16世紀ごろのイギリスでは、薬草の育成や研究が盛んになりますが、医学は医学、薬学は薬学、美容は美容とそれぞれの分野に分かれそれぞれ研究が進んでいくようになりました。
アロマセラピーという言葉を最初に使ったのは、20世紀に活躍したガット・フォセというフランス人の化学者です。
1931年ごろ、実験中の事故で火傷を負った彼は、近くにあったラベンダーの精油を傷に付けた所、著しい回復効果があったことから、植物療法の研究に没頭し、再評価し、アロマセラピーの概念を確立させました。
20世紀の半ばには、インドシナ戦争の従軍医師、ジャン・バルネが負傷者の手当てに芳香薬剤を使って効果を上げ、1964年には「アロマセラピー(ジャン・バルネ博士の植物=芳香療法)」という著書を発行しています。
1970年代には、イタリアの植物学者パオロ・ロベスティが、香りと精神状態の関係を証明する臨床結果を挙げました。
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